去年の4月、私は完全なSEO素人でした。

ブログを立ち上げたはいいものの、月間PVは200程度。検索流入なんてほぼゼロに等しい状態。

こん

このままじゃ誰にも読まれないな

という焦りから、本格的にSEOを学び始めたのがきっかけでした。

あれから半年。今では狙ったキーワードで検索上位に表示されるようになり、毎月数千の検索流入を得ています。

「朝 やることリスト」「時間管理 コツ 社会人」「ブログ初心者 何を書く」など、実際に複数のキーワードで1〜5位を獲得しました。

この記事では、素人だった私が実際に何をしたのか、その過程を正直に書き残しておきます。

📊 半年の成果

  • 月間PV:200 → 3,500+
  • 上位獲得キーワード数:5個以上
  • 複数キーワードで1〜5位を獲得

最初の失敗:知識ゼロから始まった

当初、私のブログ記事はひどかったです。

「いい記事を書けば勝手に上位に来るんだろう」という単純な考えだったし。キーワード分析なんて言葉も知らなかったし、サーチコンソールの使い方すら分からなかった。

記事を書いては投稿する。数日待つ。検索順位は変わらず。この繰り返しが3ヶ月続いた。

その間、私がしていたのは自分の書きたいことだけを書くこと。読者がどんなキーワードで検索しているのか、全く考えていなかった。

サーチコンソールを初めて見たとき、画面に表示されていたのは数行のデータだけ。

クエリもなければ、インプレッションもほぼゼロ。「あ、誰も検索してくれてないんだ」と実感した瞬間です。

転機は「検索ユーザーの意図」を理解してから

変わったのは、あるオンライン講座の動画を見たときです。

講師が何度も繰り返していた言葉がある。「SEOとは、検索ユーザーの悩みや疑問に答えることだ」。

それまでの私は「検索エンジンに好かれるコンテンツ」を作ろうとしていました。

完全に間違っていた。大事なのはGoogleではなく、その先にいるユーザーだったのです。

その時点で「よし、変えよう」と決めて、新しい戦略を立てることにした。4月末のこと。

【4月末〜5月】具体的に何を変えたのか

キーワード選定を真剣にやり始めた

まずは自分が扱うテーマで、実際に検索されているキーワードを調べ始めました。

使ったツールはGoogleキーワードプランナーとラッコキーワードだ。ラッコキーワードなら無料で月間検索ボリュームも見られるます。

🔍 実際に選定したキーワード

キーワード 月間検索ボリューム 獲得順位
朝 やることリスト 約480 5位
時間管理 コツ 社会人 約320 3位
ブログ初心者 何を書く 約210 5位
ToDoリスト テンプレート 約150 12位

ここで気づくことが。自分が「書きたいテーマ」と「ユーザーが検索するキーワード」にズレがあるということです。

例えば、私は「効率的な仕事術」について書きたかった。でも検索ボリュームを見ると、「時間管理 コツ 社会人」といった、もっと具体的で限定的なキーワードが月間300回以上検索されていました。

一方「効率的な仕事術」という検索ボリュームはほぼゼロ。

ここからは、月間検索ボリュームが100〜500程度のロングテールキーワードを狙う戦略に切り替えた。競争が激しすぎる大きなキーワードではなく、ニッチだけど確実に検索されているものを選ぶ。

初心者の私にはこれが必須でした。

記事構成を読者目線で作り直した

キーワードが決まったら、実際にそのキーワードで検索してみた。そして上位10位の記事を全て読みました。

「朝 やることリスト」で検索したときの上位記事の見出しはこんな感じでした。

1位から順に「朝のやることリストで優先順位を付ける3つのコツ」「やることリストが続かない理由と解決方法」「朝の準備時間を短くするリスト作成テンプレート」という具合に。

共通点は何か。全て「単なるリストの作り方」ではなく、実用的な方法や問題解決に焦点を当てていることでした。

そこからは、自分の記事でもこうした角度を入れることにしました。

私の記事では「朝のリスト作成で失敗しやすいこと」「優先順位の判断基準」「実際に3週間毎朝やってみた結果」といった、読者の疑問に直結する見出しにしていきました。

つまり、単に「こうするといいよ」ではなく「なぜそうするといいのか」「実際どうなるのか」を組み込んだ構成にしたのです。

経験と根拠を盛り込むようにした

知識だけの記事から、自分の実体験を混ぜることを意識した。理論だけでなく「実際に試してみたら、こうなった」という話を入れるようにしました。

例えば時間管理の記事では、自分が毎朝のルーティンに取り入れて効果があった方法を具体的に書いたとき。

朝5時に起床、6時45分までにリストを完成させるという自分の実例も入れる。失敗した試みも隠さず書く。その方が、同じ悩みを持つ人にとってリアルで役に立つ情報になるからです。

また、「職業:デザイナー」という自分の背景も明かしました。すると検索流入から来た読者の信頼が明らかに変わりました。滞在時間が伸び、コメント欄での質問も増えました。

【5月後半〜6月上旬】3ヶ月目の変化

5月にこうした改善を加えた5本の記事を公開してから、2週間ほど経った時点。特に変化は見られなかった。「あ、やっぱりすぐには来ないんだ」と学習しました。

その後1ヶ月待った。6月上旬のこと。ある朝、サーチコンソールを開いて驚きました。「朝 やることリスト」というキーワードで、自分の記事が検索結果の5位に表示されていたのです。

✅ 初上位獲得(6月上旬)

クエリ:「朝 やることリスト」

掲載順位:5位

表示回数:120回

クリック数:28回

初心者の私にとって、この数字は大きな意味を持った。狙ったキーワードで検索上位に来たのです。「あ、これ本当に再現性あるんだ」と確信に変わった瞬間でした。

その月のサーチコンソールの総検索流入は約450。まだ少ないが、翌月は伸びていくだろうという手応えがありました。

【6月中旬〜7月】複数キーワードでの上位獲得が加速

調子に乗った私は、同じ手法で記事を追加していきました。キーワード選定→上位10位の記事分析→差別化された記事構成→実体験を混ぜる、というルーティンです

📈 7月の上位獲得キーワード

  • 「時間管理 コツ 社会人」:7月中旬に3位獲得(月クリック数:45回)
  • 「ブログ初心者 何を書く」:7月上旬に8位→下旬に5位に上昇(月クリック数:62回)
  • 「ToDoリスト テンプレート」:7月中旬に12位(月クリック数:8回)

全てが成功したわけではないです。

むしろ失敗も多い。「朝の準備時間 短くする」というキーワードで書いた記事は、今も20位以下のままです。

理由は、その記事が「商品紹介」をしているメディアに負けているから。初心者には勝ちようがないジャンルなんです。

だから、勝てるキーワード(検索ボリューム100〜300、企業メディアが少ないロングテール)に集中することが大事だったんです。

サーチコンソールで「勝ちパターン」を見つける

この時期、私がしていたのはサーチコンソールのデータ分析。「クリック数が月10回以上あるのに、まだ20位以下のキーワード」に注目するようにしました。

なぜか。

そういうキーワードは「ニーズがあるのに、まだ最適な記事がない」という状態だからです。そこに改善された記事を当てれば、上位に来やすい。

実際、「朝 やることリスト」は、最初に書いた時点では50位くらいだったはずだ。でもリライトして改善したら5位になりました。

【8月〜9月】加速する流入と内部リンク戦略

8月に入る頃には、月間検索流入が1200を超えていた。9月には2800。10月には3500を超えました。

📊 月別検索流入の推移

月間検索流入 前月比
4月(開始時) 0
6月(初上位) 450 +450
8月 1,200 +750
9月 2,800 +1,600
10月 3,500+ +700

この加速の理由は、複数の上位記事が評価されていく過程でした。

1つや2つの上位記事ではなく、複数の記事が検索流入をもたらすようになると、ドメイン全体の評価も上がっていきます。

するとリンク需要がなくても、新しく書いた関連記事が比較的すぐに上位に来るようになる。

8月下旬から意識し始めたのが、記事同士をつなぐ内部リンク戦略です。

例えば「朝 やることリスト」の記事の中に「ちなみに、優先順位の付け方について詳しく書いた記事がある」として「時間管理 コツ 社会人」の記事へリンクを張る。

自然な形で、かつユーザーにとって価値のあるリンクです。

すると想像以上に効果がありました。

サーチコンソールを見ると、内部リンクの先の記事も、徐々に上位に来るようになっていました。

また、新しく書いた関連記事も、既存の上位記事からリンクを張ることで、初投稿でも10位前後に来るようになりました。

定期的なリライトと改善

最初は気づかなかったが、上位に来た記事が必ずしも最初のままではなかったです。

例えば「朝 やることリスト」の記事は、6月に5位だったが、7月下旬には8位に下がっていて。「あ、競合が強くなったんだ」と気づきました。

🔄 リライト前後のデータ比較

記事:「朝 やることリスト」

リライト前(7月下旬)

掲載順位:8位 | 表示回数:150回 | クリック数:28回

リライト後(2週間後)

掲載順位:5位 | 表示回数:220回(+47%) | クリック数:42回(+50%)

そこからリライトを始めました。

コメント欄で質問が来ていた疑問を、見出しに追加し、検索結果に表示されるメタディスクリプションを、より魅力的なものに変えました。

具体的には「30秒でできる」という数字を入れ、競合記事が新しくなっていないか確認して、差別化をさらに強化しました。

リライトは一度書いたら終わりではなく、継続的なメンテナンスが必要なんだと学んだ私は今、月1回は上位5位以内の記事をリライトするようにしています。


再現性のある「初心者向けSEO戦略」

ここまで読んで「実は、複雑じゃないんじゃないか」と感じた人もいるでしょう。

その通りです。初心者が実践できる再現性のある方法は、実はシンプル。

🎯 初心者向け6ステップ戦略

STEP1
「勝てるキーワード」を選ぶ(1週間)

月間ボリューム100〜500、企業メディアが少ないロングテールキーワードをピックアップ

STEP2
競合分析をする(1日)

上位5位の記事を読み、足りない視点を見つける

STEP3
実体験ベースで記事を書く(2〜3日)

自分の経験から書き始め、冒頭に筆者背景を記載

STEP4
初投稿から1ヶ月は待つ

Googleの評価には最低2週間、通常は3週間以上必要

STEP5
サーチコンソールで「次の狙い」を見つける

クリック数が月5回以上あるのに30位以下のキーワードをリライト対象に

STEP6
上位記事から内部リンクを貼る

複数の上位記事で「クモの巣」状のリンク構造を作る

ステップ1:「勝てるキーワード」を選ぶ(1週間)

まず必要なのはキーワード選定。

でも全てのキーワードが勝てるわけではない。

初心者が勝つためには以下の条件を満たすキーワードを選びます。

  • 月間検索ボリューム:100〜500回
  • 競合:企業メディアが少ない(大手メディアが占めていないジャンル)
  • 関連性:自分の経験や専門知識がある分野

実際に調べるなら、ラッコキーワードで複合キーワードを検索してみましょう。

「時間管理」と入力すれば「時間管理 コツ」「時間管理 社会人」といった関連キーワードが自動で出ます。

そこから月間検索ボリュームが100〜300の「隙間キーワード」を10個ピックアップする。

ステップ2:競合分析をする(1日)

選んだキーワードで実際に検索します。上位5位の記事を読みます。見出しは何か。どんな情報が入っているのか。実例は?信頼性は?

ここで大事なのは「1位の記事を完全にコピーすること」ではなく「1位の記事に足りない視点は何か」を考えることです。

例えば「朝 やることリスト」で1位の記事が「方法論」だったなら、自分は「失敗事例」を入れる。

1位が「テンプレート紹介」だったなら、自分は「なぜこのテンプレートなのか」という根拠を入れる。

ステップ3:実体験ベースで記事を書く(2〜3日)

書く際のコツは、実際の経験から書き始めることです。

「なぜこれを知っているのか」が明確だと、読者の信頼が全く違います。

見出しも自然につく。

「私が朝のリストで失敗したこと」「その後試して効果があった方法」「3週間続けてみた結果」という流れが、読者の疑問と自然に一致します。

また、記事の冒頭か最後に「筆者について」を一文でいいので入れる。

「デザイナーとして10年、毎朝のリスト作成で時間を短縮した経験から」というような形。

ステップ4:初投稿から1ヶ月は待つ

ここが初心者が失敗する部分だ。記事を書いてから数日で「上位に来ない」と判断して、別のキーワードに移ってしまう。

Google側は、新しい記事を評価するのに最低でも2週間、通常は3週間以上かかる。その間、Googleは記事の質を測っています。

クリック率は?滞在時間は?他の記事からリンクされているか?

だから、最初の1ヶ月は耐えることが必須。

私も「朝 やることリスト」の記事は、初投稿から5週間かかって5位になりました。

ステップ5:サーチコンソールで「次の狙い」を見つける

1ヶ月後、サーチコンソールを見る。するとこんなデータが見えます。

「クリック数が月5回以上あるのに、掲載順位が30位以下のキーワード」

このキーワードは「ニーズがあるのに、まだ報われていない」という状態だ。ここにリライトで改善された記事を当てると、一気に上位に来ることが多いです。

私の場合、「時間管理 コツ 社会人」の記事は初投稿時に35位だったが、初投稿から2ヶ月後にリライトしたら、一気に3位に上昇しました。

ステップ6:上位記事から内部リンクを張る

最後が内部リンク戦略だ。複数の記事が上位に来始めたら、それらを使って新しい記事をサポートする。

「朝 やることリスト」の記事から「時間管理 コツ」の記事へ。「時間管理 コツ」から「優先順位の付け方」へ。

こうして記事を「クモの巣」のように繋ぐと、ドメイン全体が評価されるようになる。その結果、新しい記事も初投稿で10位前後に来るようになりました。


正直に言うと、ここからが大変

ここまで書くと「SEOは簡単だ」と思う人がいるかもしれない。でも現実はそう甘くないです。

特に半年を過ぎた辺りから、伸び率が鈍化する。理由は簡単で、ロングテールキーワードはそもそもボリュームが小さいからです。

稼ぎやすい所有権は、ほぼ埋ました。

ここから先は、もっと大きなキーワード(月間500〜1000回)を狙うか、テーマを増やすしかない。

大きなキーワードを狙うには、ドメインパワーをもっと高める必要があります。

具体的には、被リンク(他サイトからのリンク)が増える必要がある。その過程で初めて「SEOって本当に長期戦なんだ」と実感しています。

それでも、月3000程度の検索流入があれば、それなりのメディアとしての基盤ができる。初心者が半年で達成するには、十分な成果だと思う。

⚠️ 初心者が陥りやすいミス

  • 記事投稿から1週間で判断→上位に来ないと削除する :最低1ヶ月待つ
  • 自分が書きたいキーワードを無理に狙う :実際の検索ボリュームを最優先に
  • 1位の記事を完全に参考にする :差別化のポイントを必ず入れる
  • 上位に来たら放置 :月1回以上リライト・メンテナンスは必須

これから始める人へ、最も重要なこと

長くなったが、最後に一つ言いたいことがあります。

SEOは魔法ではなく、ユーザーに価値を届けるための手段です。

検索順位を上げることが目的ではなく、自分の記事を必要としている人に見つけてもらうことが本来の目的なんです。

だから、テクニックばかり追っている人は、結局失敗します。

私が上手くいったのは、最初の失敗と学習を通じて「ユーザーありき」という原点に戻れたからだと思います。

実際、私が上位10位以内に入れられた記事は、全て「自分が本当に知っていることを、困っている人のために書いた」という共通点がある。

一方、上位に来ない記事は、知識だけで経験のない内容ばかりです。

💡 最後のアドバイス

これからSEOを始める人は、キーワード選定や内部リンク戦略も大事だが、何より先に「検索ユーザーは何を求めているのか」「自分は何を提供できるのか」をきちんと考えることをお勧めします。

そこさえ正しければ、後の施策は自ずと見えてくるはずです。

最後に、これは時間のかかる作業です。

でも月3000の検索流入が毎月自動で入ってくる資産ができたことを考えると、費やした時間は十分に価値があったと感じています。